産休・育休制度を利用したい看護師必見!あなたは時代の先駆け!?

女性の多い看護師の職場。

看護師である前に一人の女性として、妊娠・出産という人生における一大イベントは嬉しいものですよね。

あなたは看護師の産休・育休制度について詳しい事情をご存知ですか?

「なんとなく知識はあるけど、手続きってどういう手順でするの?」

「産休・育休中のお給料って貰えるのかな?」

という方も多いでしょう。

そこで今回は、『看護師の産休・育休』に焦点を当て、詳しい手続きの流れや、給料事情、産休・育休を取得する際の注意点などについてご紹介します。

これであなたも、人生における嬉しいイベントを、安心して迎えることができるでしょう!

産休・育休を利用したい看護師が、知って得する制度の詳細と注意点!

まず産休・育休の制度について、注意点も合わせてご紹介します!

  1. 産休
  2. 育休
  3. 産休・育休中の給料事情

産休

産休には、『産前休暇』と『産後休暇』の2種類があります。こちらは国の制度で決まっている休暇で、職種・勤務形態問わず、妊娠した女性全てが申請可能です。

産前休暇は…

  • 申請によって取得が可能
  • 出産予定日を基準に申請
  • 出産予定日の6週間前から取得可能
  1. 申請を出すタイミング
  2. 注意点
  3. 注意点

申請を出すタイミング

実は産休の届け出は明確な規定がなく、病院によって異なる場合があります。

事前に病院の規定を確認しましょう。

ただ一般常識的に考えて、ギリギリの申請は御法度!

少なくとも、2ヶ月前までには申請することをオススメします。

注意点

あくまで申請によって取得可能ですから、妊娠したからといって、自動的に産前休暇が取得できるわけではありません。

産休制度に対して協力的でない場合、気付いて申請した時には遅く、有給休暇で消化なんてケースも考えられますから、必ず事前に申請しましょう。

また予定日より早い出産の場合、産前休暇は6週間より短くなりますが、短くなった日数分が産後休暇に加算されるということではありません。

ただ出産の時期は、予定の帝王切開でない限り調整することはできませんよね。

ですから、この点については甘んじて受け入れましょう。

逆に考えると、予定日より遅い出産の場合、産前休暇は6週間より長くなるということですね!

産後休暇は…

  • 申請とは関係なく、出産翌日から8週間原則就業禁止
  • 何らかの事情がある場合、医師から就業可能の診断書が出た場合にのみ、6週間後から就業が可能

注意点

『申請と関係なく』となっているのは、それだけ出産が大変という証!

病院側としても、健康状態が悪い看護師が働くことは認められないということです。

復職について、『何らかの事情がある場合』としましたが、これは担当医師と十分に相談することをオススメします。

復職すれば、産後間もないからという理由で仕事の手を抜くことは許されません。

しかもあなたは立派に一人の看護師として人数にカウントされているわけですから、「体調が悪くて働けない…。」となると、同僚の反感を買ってしまうケースも考えられます。

まずはとにかく自分の体を大切にすることです!

育休

育児休業法に規定があり、基本的には産後休暇の翌日から、子供が1歳になるまで取得できる休暇です。

しかし今や社会問題となっている、待機児童問題!

「子供の保育所が見つからない!」という理由で復職できないという女性も多いでしょう。

そういったケースの場合、これまでは1歳半まで育休の延長が可能でした。

ただ時代の流れもあり、2017年10月の育児・介護休業法の改訂で、1歳半の時点でまだ保育所が決まっていない場合は、最大2歳になるまで育休の延長が可能となりました。

育休を取得するためには、ルールがあることをご存知ですか?

  • 育休明けに復職の見込みがある場合
  • 育休中に退職の予定がない
  • 正社員の場合、1年以上雇用の期間がある
  • 非正社員の場合、育休を申し出た日の『直前』から1年間の雇用期間がある

育休を取得するには、これらのルールが守られているというのが条件ということです。

  1. 申請のタイミング
  2. 注意点

申請のタイミング

こちらも産休と同様、病院によって規定が異なる場合がありますので、事前の確認が必要です。

基本的には育休開始の1ヶ月前までの申請が望ましいです。

産休期間の計算で、病院側もある程度育休期間の把握はしていますが、出産が早まったり、遅れたりした場合は把握しきれません。

特に、出産が早まった場合は、育休開始の1週間前までに申請することをオススメします。

注意点

育休の延長に関しては、病院によって規定がある場合があります。

最大3歳まで延長可能というケースもありますから、事前に就業規則を確認しておくと良いでしょう。

ただ何年も育休を継続していると、いざ復職した際に、同僚の視線が痛いことは覚悟しておかなくてはなりません。

また復職した際に、看護師としてのスキルが落ちていたり、事前に学習していないことがわかると、「何年も休んで何やってたんだ!」と反感を買うことは間違いありませんので、育休中の自己学習は大切です。

産休・育休中の給料事情

病院側には、産休・育休中に給料を支払う義務はありません。

病院によっては規定があり、基本給の○割を支払うというケースもありますが、基本的に給料は発生しないと考えておいたほうが良いです。

そんな女性の味方になるのが、『手当』です!

こちらは国の制度で決められていますので、申請によって必ず貰うことができます。

  1. 出産手当金
  2. 出産育児一時金
  3. 育児休業給付金
  4. 児童手当

出産手当金

申請先

勤務先

申請締切日

産休開始翌日から2年以内

支給条件

勤務先の健康保険に加入中

産休中に給料の支払いが2/3未満の場合

金額

日給×2/3×産休日数

支払予定日

申請後12ヶ月

 

出産育児一時金

申請締切日

出産翌日から2年以内

(基本的には出産した医療機関が手続きを行うが、稀に自分で手続きをする場合もあるため、確認するのがオススメ)

支給条件

健康保険・国民健康保険に加入中

妊娠4ヶ月以上で出産した場合

金額

子一人につき42万円

 

育児休業給付金

申請先

勤務先

申請締切日

育休開始翌日から10日以内

支給条件

育休前2年間のうち、11日以上働いた月が12ヶ月以上ある

雇用保険加入中

育休中に給料の支払いが4/5未満の場合

派遣社員の場合、雇用保険の加入期間が1年以上

金額

育休開始から180日以下:育休開始時の標準報酬月額67%×育休月数

育休開始から181日以上:育休開始時の標準報酬月額50%×育休月数

支払予定日

育休開始3ヶ月後より、2ヶ月ごとに支給

 

児童手当

申請先

在住の市町村区役所

申請締切日

特になし

(過去にさかのぼっての支給はされない)

金額

03歳の子一人につき15000

支払予定日

申請翌月から、2月・6月・10月にまとめて支給

 

産休・育休を利用したい看護師の職場復帰と出産後の上手な働き方!

産休・育休の制度がわかったところで、次に気になるのは…

  1. 職場復帰のタイミングって?
  2. 産前休暇・育休は取得するべき?それとも退職するべき?

ということですよね。

職場復帰のタイミングって?

一番望ましいタイミングは、基本の育休が終了する『お子さんが1歳になった時』です。

これより早くに復職すれば、同僚の看護師からは…

「やる気がある!」

「人手が補充されて嬉しい!」

となりますが、お子さんが1歳になるタイミングで復職したとしても、『当然』ですから、特に後ろめたさを感じることはありません。

また基本の育休が終了する時期の復職には、まだまだメリットがありますよ!

初めての出産・育児であれば戸惑うことも多いですよね。特に1歳という年齢は、言葉もはっきり話せず、お子さんが何を訴えているのかわからないと困惑することも多いのではないでしょうか。

そんな時こそ周囲の力!

看護師は女性の多い職場です。子育て経験をしてきた先輩たちの集団です。

アドバイスをもらえるばかりか、出産前には築けなかった新たな信頼関係が構築され、その後の人間関係の輪も広がることになるでしょう。

一方でデメリットも…

お子さんが1歳になるタイミングで復職するということは、お子さんと離れる時間が増えるということ。

2歳・3歳と可愛い時期に、一緒に過ごす時間が短くなるということですね。

お子さんは宝!

育休を延長すると、復職した際の周囲の視線は痛いかもしれませんが、大事なお子さんと過ごす時間は、それだけ確保されるということです。

保育所が見つからないなど、正当な理由がない場合…

「じゃあ、やっぱり退職するしかないの?」

ということになりますよね。

それが次にご紹介する『産前休暇・育休は取得するべき?それとも退職するべき?』ということに繋がります。

諦めるのはまだ早いですよ!

産前休暇・育休は取得するべき?それとも退職するべき?

  1. 産前休暇・育休の取得について
  2. 退職について

産前休暇・育休の取得について

これはもちろん『取得すべき!』です。

母親・妻という役割がかけがえのないものであるのと同時に、看護師という仕事も慢性的な人手不足で需要は高い状態が続いています。

確かに休暇という言葉は、人手が足りない状況において、後ろめたい響きに聞こえるかもしれません。

ベテラン世代の看護師からは…

「私が子供を産む時は、ギリギリまで働いたもんだよ!産前休暇なんてとんでもない!」

「体が元に戻ったなら、子供が1歳になるまで待たないで、早く復帰すべき!」

なんて意見も聞かれる場合があるでしょう。

そんな声に働きづらさを感じ、産前休暇や育休をまともに取得できないという方がいるのも確かです。

しかしそんな職業に魅力を感じますか?

今は時代が変わってきています。

あなたはその先駆け的存在!

利用できる制度はしっかり利用して、もちろんOK!

それは結果として、妊娠・出産・育児をきっかけに離職する看護師を守ることにも繋がります。

またこれは先ほどもご紹介しましたが、看護師は子育てを経験してきた女性の集団!

産前休暇や育休に対する心無い発言が聞かれる一方で、理解を示してくれる看護師もたくさんいますから、安心して休暇を申請してくださいね!

退職について

気になる退職についてですが、決断するのはまだ早いですよ!

「後ろめたい思いをするくらいなら退職したほうがマシ!」

「やっぱり私は、子供と一緒に過ごす時間が欲しい!」

こんな思いを抱いている方も多いでしょう。

産前休暇・育休を取得せず退職するメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット
  • 同僚の看護師から、心無い言葉を聞かなくて良い
  • 育休の終わりに期限がなくなるため、子供の可愛い時期を、心おきなく一緒に過ごすことができる
デメリット
  • 復職場所の見通しがつかなくなる
  • 育児給付金が受けられなくなる
  • 積み上げてきたキャリアがなくなる
  • 産前休暇、育休を取得できず、退職したという前例を作ることになる

先ほどもご紹介したように、あなたは時代の先駆け的存在です!

『妊娠・出産=退職』という状況を打開できるチャンスを担っている看護師です。

とは言っても、お子さんは宝!

子育てを最優先したいお気持ちはわかりますよ。

そんな時は、退職ではなく、同じ職場で勤務形態を変えるという方法があります!

小さいお子さんの場合、行事や急な体調不良で休みを取らなくてはならないことも多いですよね。

フルタイムで働くことが難しく、退職を考えているのであれば、パートに転向という方法がオススメ

パートであれば、お子さんと過ごす時間も確保できますし、急な休みにも対応出来るケースが多いでしょう。

ただ元々常勤で産休・育休に入った場合は、病院側としても常勤で復職すると見込んで人員配置をしている可能性がありますので、復職後非常勤であるパートに転向しようと考えている場合は、事前に上司に相談しておくと良いですね。

妊娠・出産・子育てを経験しても、働き方を変えるだけで退職しなくて良いという事実は、これから同じ経験をする看護師にとって、大きな心の支えとなりますよ!

産休・育休制度を利用したい看護師は、転職しよう!

もちろん、そもそも産休・育休を取りづらい人間関係、風習があるという職場で働いている看護師もいるでしょう。

  • ただ悪口を言いたい人
  • 同僚の足を引っ張りたい人
  • 自分が優位な立場にいたい人

どこの職場でも、こんな看護師はいますよね。

そんな看護師にとって、産休・育休を申請する看護師は、絶好の的

ここぞとばかりに、心無い言葉を浴びせるものです。

先ほど転職はせず、勤務形態を変えてみる方法をご紹介しましたが、同じ職場にいる以上、噂が先行して働きづらい状況を変えられないということが考えられます。

産休・育休は誰でも申請できるはずなのに、復職したら悪者扱い…。

これではただ嫌な思いをするだけで、働く意欲もなくなってしまいますよね。

そもそも産休・育休を取りづらい人間関係、風習があるという職場に勤めている以上、今後あなたが産休・育休を取る際、同じような状況に陥る可能性があるということです。

ですから、今のうちに転職するのも一つの手段!

  • 産休、育休に理解がある職場
  • 産休、育休が取得しやすい職場
  • 子育て支援が手厚い職場

こんな職場への転職がオススメです!

産休・育休に理解のある職場であれば、育休明けに、あなたが常勤での復職であっても、非常勤での復職であっても、受け入れてくれること間違いナシですよ!

産休・育休制度を利用したい看護師は、『転職コンサルタント』を利用しよう!

いざ転職しようと思うと、次なる問題が…

  • 産休、育休に理解がある職場
  • 産休、育休が取得しやすい職場
  • 子育て支援が手厚い職場

「こんな条件を満たす職場って、どこ?」

ということですよね。

そんなあなたには、『転職コンサルタント』がオススメです!

転職コンサルタントは、これまでの実績から上記の条件を満たす職場の情報を持っています。

その情報をあなたに提供してくれるばかりか、病院側と独自のコネクションがあることから、あなたが聞きづらい質問や希望している条件についても、直接交渉してくれる場合があります。

転職についての悩みが一つ減るだけで、前向きに検討することができますよね!

妊娠・出産・育児を経験できるというのは、看護師に限らず女性にとって嬉しい出来事です。

そんな嬉しい出来事をサポートするためにある産休・育休の制度。

もちろん利用しない手はありません!

あなたは時代の先駆け的存在!

制度をしっかり利用して、看護師という仕事を続けていくことが、これから妊娠・出産・育児を経験する看護師の背中を後押しすることにも繋がります。

ぜひ産休・育休制度を利用して、人生における嬉しいイベントを楽しんでくださいね!

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